「在宅ワークを始めてみたいけど、本当に安全なの?」
「騙されてお金を無駄にしたくない」
こう考えて在宅ワークへの挑戦を先延ばしにしていませんか。
在宅ワークに挑戦する人は毎年増えています。先延ばしにすればするほどライバルが増え、収入を得るのが難しくなってしまうかもしれません。
この記事では在宅ワーク詐欺の手口や対処方法、安全な仕事の獲得方法についてお伝えします。この記事のポイントを押さえれば詐欺に引っかかることなく、安全に在宅ワークができるはずです。
本当にあった在宅ワーク詐欺の手口
これは実際の筆者の体験談です。
Instagramアカウントに、このようなDMが届きました。
当時営業がうまくいっていなかった筆者は、このDMに返信。すぐにDM送信者とZoomで打ち合わせをすることになりました。
10通以上送っても誰からも返信来なくて最強に凹んでいた時期でした…
初回Zoom時に現状を聞かれた後「その悩みは当社の仕事で解決できる。紹介したい人がいる」と言われ、次回はDM送信者・紹介したい人・筆者の3人でZoomすることになりました。
そしてZoom当日。紹介された仕事はオンラインスクールの営業でした。InstagramDMでオンラインスクールの営業を行い、成約件数に応じて報酬を支払うという内容でした。
その営業をするために、「オンラインサロンで勉強してほしい。入会費用は120万円。入会費用は毎月報酬として、4万円ずつキャッシュバックするから、実質無料で入会できる」と言われたのです。
おかしいと感じた筆者は、その場で断りました。
あーーー楽しようとしちゃダメなんだと身をもって学んだ出来事でした。
在宅ワーク詐欺の特徴
在宅ワーク詐欺の主な特徴は以下の4つです。
仕事を始める前に費用が発生する
まず、仕事を始める前に費用が発生するのはありえません。正当な発注者なら、マニュアルや教材を必ず用意しています。
・オンラインスクールへの入会料
・マニュアルの購入費
・仕事紹介サイトへの登録費
言葉巧みに費用がかかると伝えてきますが、詐欺師はこの費用を騙し取ろうとしています。仕事を始める前に費用がかかると言われたら、すぐに逃げていいでしょう。
この1年で、始まる前にお金かかるって言われた仕事は確かにこれだけやったわ!笑
条件が良すぎる
・短期間で高収入
・スキルゼロでも月100万円達成可能
・専業主婦でもすぐに稼げる!
このように「スキルのない自分でもできるかも」と思わせてくる内容は怪しいです。なぜなら、スキルと収入は見合っているはずだからです。もし自分が仕事を依頼する立場だったら、スキルのない人に高いお金を払って依頼したいでしょうか。収入は自分のスキルが誰かの役に立った対価であることを、忘れないようにしましょう。
相手から連絡が来る
断言しますが、スキルのない人の元に相手から条件の良い話が来ることはありません。気軽に連絡を取れてしまうSNSのDMは特に注意しましょう。
稼がせようと近づいてくる人は一人もいない!
在宅ワーク詐欺に引っかからない方法
次に、もし怪しい話を持ちかけられた時の対処方法をお伝えします。
相手のことを調べる
・会社の住所(Googleマップに出てくるか)
・会社・相手の実績
・SNSアカウント
・「相手の名前 詐欺」で検索する
少なくともこの4点を調べてから、話を聞くようにしましょう。
ちなみに筆者がZoomで話した「紹介したい人」を、後に「相手の名前 詐欺」で検索したら怪しい情報が出てきました…。
その場で契約しない
お金さえ払わなければ、金銭面での損失は防げます。「今日契約したら安くなる」など巧みに誘導してくるケースもありますが、その場での契約は避けましょう。その場の雰囲気に流されて支払った割引料金より、後日心から納得して支払った正規料金の方が何倍も価値があるからです。必ず話を持ち帰ってから、落ち着いて検討しましょう。
信頼できる人の顔を思い浮かべる
実は筆者がこの話に引っかからなかったのは、これを実践できたからでした。筆者は当時Webライタースクールに通っていました。いざ話を持ちかけられた時に、筆者はとっさにWebライタースクールでお世話になっている講師にこの仕事をすると胸を張って報告できるか考えました。
答えは「NO」でした。なので、お断りしました。
もし筆者と同じように信じていいのかわからない仕事を持ちかけられたら、家族や友達に胸を張ってその仕事のことを話せるか考えてみるといいでしょう。第三者の顔を思い浮かべると、冷静さを取り戻しやすくなるはずです。
これはめっちゃ効果あります…!
毎日努力を積み重ねる
怪しい話に引っかからないためには、判断力が必要です。その判断力を鍛える方法は、毎日の努力の積み重ねしかありません。怪しい話に気持ちが揺らいでしまう時は、自分の判断を信じられない時だからです。
もし目標があるにも関わらず毎日何の努力もしていなかったら、自分の判断を信じられるでしょうか。自分の判断を信じる理由がないので、相手の話が正しいように感じてしまいます。ここぞというときに自分の判断を信じられるようになるためにも、毎日目標に向かってやるべきことをやり切ることが重要です。
在宅ワーク詐欺に遭った時の対処法
まずは警察に相談して、被害届を出しましょう。振り込め詐欺救済法により、犯人の口座残高を上限にお金が返ってくる可能性があるからです。既にお金が引き出されていたり当てはまらないケースであったり、返金されないケースもありますが、相談してからでないとわからないので早急に相談すると良いでしょう。
どうしてもすぐに警察署に行けない時は、電話相談できる窓口を活用してください。
・都道府県警察のサイバー犯罪窓口
・全国の消費生活センター
・警察への相談窓口#9110
安全な在宅ワークの選び方
次に、安全な在宅ワークをする方法をお伝えします。
大手クラウドソーシングサイトを使う
まず、筆者が使っているのはこの2社です。どちらも登録者100万人を超える、大手のクラウドソーシングサイトです。
・Crowd Works
・Lancers
この2社が安全だと言える理由は、仮払いシステムを採用しているからです。
注:仮払いシステムとは
クラウドソーシングサイトが仲介して、報酬を支払う仕組み。まず契約後、発注者は報酬をクラウドソーシングサイトに支払う。納品されると、クラウドソーシングサイトから受注者に報酬が支払われる。
仮払いシステムがあるメリットは、報酬の未払いが防げる点です。仮に発注者が支払いを忘れたり連絡が取れなくなったりしても、報酬はクラウドソーシングサイトが支払ってくれます。そのため報酬の未払いは回避できます。
また大手のクラウドソーシングサイトは、問い合わせ窓口や違反報告などあらゆるサポート体制が整っているのも心強いポイントです。
利用手数料がかかるのがネックですが、安全を保証されていると思えば安いかもしれません。
在宅ワークデビューのハードルが低いのは、
やっぱりクラウドソーシングサイトなんだよね…。
違和感は放置せず、質問する
違和感を感じた時は必ず質問しましょう。その違和感を放置すると、発注者の意図と違うものを納品してしまったり実は悪質な発注者であるのに契約してしまったりトラブルにつながるからです。
実は筆者はこの違和感を放置して、発注者と音信不通になってしまったことがあります。
仕事を受注する前のテストでの出来事です。テストを始める前に何点か質問した際、話の筋が通っていないと違和感を感じたことがありました。しかし筆者はまだ在宅ワークを始めたばかり。自分の違和感に自信が持てず、そのままテストを始めました。
結果テストを納品した後、結果を伝えられることなくクライアントから報酬も支払われず音信不通になってしまいました。クラウドソーシングサイトを利用していたので報酬は支払われましたが、テスト金額は数百円。その記事にかけた時間に見合っているとは、とても言えない金額でした。
在宅ワーク1年でいろいろな方と関わったけど
自分の違和感って実は本当に当たる…!
筆者のように在宅ワーク初心者だと、自分の違和感に自信が持てないかもしれません。しかしコミュニケーションに関しては初心者ではないはずです。もし発注者とのやりとりで違和感を感じたら、それは今までの人生で培ってきた経験からの違和感です。遠慮せず確認しましょう。優秀な発注者なら筋の通った回答をしてくれるはずです。
【まとめ】在宅ワーク詐欺を見分けて、理想の生活を手に入れよう
ここまで、在宅ワークに隠れた危険を中心に触れてきました。今から在宅ワークを始めたいと考えている方にとっては、少々怖い記事になってしまったかもしれません。
しかし、在宅ワークが自分の生活の選択肢を増やしてくれるのも事実です。
筆者は3人の未就学児の母ですが、在宅ワークは会社のように始業時間が決まっていないので朝の準備時間に余裕があります。夕方は毎日公園で子どもたちを遊ばせ、習い事も気軽に始められます。色々と大変なことはありますが、子どもたちのリズムに合わせて仕事ができるのは非常にありがたいです。
スキル取得のために毎日努力を積み重ねてこの記事の内容を守れば、きっと安全に在宅ワークができるでしょう。ぜひ怖がらずに、チャレンジしてみてください。